ありがとうはあなたのそばに。
電車で1匹の蚊に出会った。
気が散って読書に集中できないので、叩き落とそうかとも思ったけれど、周囲の人の目が気になり見逃してあげた。
僕の周りを元気良く飛び回る蚊。
刺されないように目で追っていると、どうやら両隣、向かいの乗客も気なり始めたようだ。
蚊を追い払おうとした隣のオバサンの手と、同じく蚊を払おうとしたその隣のオジサンの手がぶつかり合った。
イヤホンを外して謝り、そして話す二人。僕も会話に加わりました。
名もなき一匹の蚊がもたらした、あたたかな一コマでした。
今日は人生22年目、初めて『蚊』にありがとうと言いたい。


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